2011/02/06

ベイトフィネス続編

さて、前回は
アルデバランにフロロ7lbとメタマグ+ZPI BFCにフロロ7lbの同じラインを巻き、
テスト準備をしていましたが、
数回の使用感などをまとめて行きたいと思っている。

一応、前置きしますが
ベイトフィネス仕様にしたBFCやKTFのリールのほうが断然有利です。
僕の検証したいことは、ZPI BFC KIT約2万円を支払う事によるメリットを検証したいので
テストしています。


EG ヘラクレス 
エアレギウスに付けた
メタマグ+BFC (右)

Shimano
TS-168MPFに付けた
アルデバラン7 (左)









スプールの外径と内径にかなりの差があります。

さて、実際に使った使用感
いづれも、マスタングヘッド1.8gにJAVA SHAD 3.5inchをセット

BFCを組み込んだメタマグはとてもスムースにスプールの回転始めから、
ルアーの着水まで気持ち良いフィーリングで、スプール内径が高いこともありサミングもイージーです。

そしてノーマルのアルデバラン7のフィーリングですが、
スプールの回転始めはややバックラッシュ気味になります。
この原因は2点考えられます。
一つは、BFCと比べスプール内径が小さく同じ長さのラインを送り出すのにスプールがBFCよりも回転しなければならないことと、マグネットブレーキのように一定のブレーキが効いている状態ではなく、あくまでも遠心力でブレーキブロックが押し出された力でしかブレーキが効かないことによると思う。
遠心ブレーキブロックを多くしても、ある程度の回転がなければブレーキ力は大きくならず、
このセットで使用する目的の多くはピッチングキャストであり、オーバーヘッドキャストや、
ヘビールアー使用時のようにスプールを極限まで回転させるキャストでは無いため、スプールも
限られた回転でしかない。

飛距離に関しては大きな違いは見られず、キャスト時により神経質にならなければならないのがアルデバランでオートマチックにピッチングできるのがBFCと言ったところか。

以前にも書いたが、
BFCの場合、ルアー着水後にラインを引き出してくれる(送り込める)のは特筆すべき点だと思える。













やはり、このスプールの内径の差(ラインキャパシティー)は大きい。
ちなみに、もし同じスプール径でマグネットブレーキと遠心ブレーキであった場合、
この時もベイトフィネスに関してはマグネットブレーキに軍配が上がるような気がする。

では、DCだとどうなんでしょうね。
DCの場合もスプールの回転に応じてブレーキがかかるが、
マグネットブレーキのように最初から最後までブレーキはかかっている状態。
この抵抗を嫌うアングラーもいるぐらいなので、超軽量浅溝でBFCと同じぐらいのラインキャパの
スプールを組み込んだDCが出ると更にオートマチックなキャストが可能かも知れません。

実際に自分で試してみて、
トーナメントアングラーのように、1キャストも無駄にできず、またミスは許されない場合は、
絶対的にBFC KITを組み込んだほうがキャストにばかり神経を擦り切らさず、より確実にキャストが
可能になる戦闘能力の高いウエポンだと思う。
逆にアルデバランは7lb x 35mというラインを用いず、ある程度の長さを巻いた状態で使用して、
コストパフォーマンスにも優れ、しかも軽量で且つ軽量ルアーをキャストする能力に優れたリールと
して、バーサタイルな使用目的で使って行きたいと思えた良いリールだ。
一長一短ではなく、
やはり、高額な専用スプールを組み込んだメタマグにベイトフィネスでは軍配が上がる。

2011年は、
必ず、様々なメーカーから専用機もしくは専用スプール、そして対応機種も広がったラインナップに
なることは間違いないだろう。
そういった意味では、
近年までスーパー・バーサタイル的なロッドを含めたタックルが人気であったが、
今後は、何かに特質したタックルが多く発売されるのかも知れない。
より細分化された、戦略的バスフィッシング元年が2011年となるように思える。

最後に、
メタマグ+BFCをエアレギウスで使用していましたが、
更に、テストを行っているとティップがより柔らかい168MPFのほうがベイトフィネスには
向いているように思え現在ではこのセットでテストを行っています。


クセの無い、
エアレギウスは最高に好きなロッドですが、
今、自分の使用しているロッドの中では、
168MPFの特殊なテーパーがベイトフィネスに適していると思いました。
ロッド長も168MPFのほうが少し長いですが、ブランクの長さはほぼ同じ、
綺麗なカーブで曲がるエアレギウスと極端にティップのみが先に入る
168MPF。

どちらも、
今年の釣行では使用頻度の高いタックルになることは間違いない。


2012.5.5 追記
ブログ変更しています。 →新しいブログ



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